公認日本バリデーション協会とは、

バリデーションに関する研修や出版などを行う、日本における唯一の公式団体です。

 2003年にバリデーションの日本での普及・啓発および介護現場での認知症高齢者ケアの向上を図ることを目的として、「日本バリデーション研究会」が設立されました。その後研究会は、セミナーやトレーニングコースを開催し、バリデーション・ワーカーの育成に尽力してきました。それらの活動実績が認められ、2006年4月からはバリデーショントレーニング協会(Validation Training Institute 本部:アメリカ)の承認を受け、「公認日本バリデーション協会」と名称を変更しました。代表を篠崎人理氏、副代表を高橋誠一氏、事務局を全国コミュニティライフサポートセンター理事、髙木 崇衣氏が務め、長きに渡り日本におけるバリデーションの普及と人材育成に多大な貢献をされてきました。その方たちの尽力があって、VTI認定のティーチャーを日本でも輩出することができました。しかし2018年の4月をもってこの組織は解散することになりました。

 2018年1月バリデーション・ティーチャー協会を設立し、そのメンバーが主となり新たに2018年4月公認日本バリデーション協会を設立しました。公認日本バリデーション協会は顧問に佐々木 健(きのこエスポアール病院 院長)、篠崎 人理(前公認日本バリデーション協会代表)、事務局に日本バリデーション・ティーチャー協会の委託を受けたサツマスタ(一般社団法人)を配置し、資格認定におけるコース、セミナー等はバリデーション・ティーチャー協会が主となり企画、運営する事になります。

日本バリデーション・ティーチャー協会とは

この団体は、日本におけるバリデーション・ティーチャー及びプレゼンターがお互いに建設的な意見を出し合い継続的にバリデーションの質を維持、向上させるとともに各コース資格等に関する国内の企画運営についても協議し円滑に進めることを目的とします。この団体の構成員はVTIの承認を得たバリデーション・ティーチャー及びプレゼンターの有資格者をもって組織します。

設立趣旨と理念

  • 日本の認知症ケアや認知症高齢者支援に関わる人々のために、高齢者が尊厳を回復し、引きこもりに陥らないようにするための援助方法としてナオミ・ファイル氏が開発したバリデーション法の実践と普及のために、自らが研鑽を積むことを旨としています。
  • VTI認定講師であるティーチャーとプレゼンターから構成されたメンバーにより、バリデーションの教育・研修機関として、また公平な態度で責任をもってバリデーションに関わる資格コース等の企画運営管理を行うことを旨とします。
  • またVTIと連携しながら、公認日本バリデーション協会(AVO)として承認を受けたうえで、日本での普及・啓発および介護現場での認知症高齢者ケアの向上を図ることを目的とします。